【家系図コラム】 遺伝の不思議 – 家系図作成のハッピーメモリーズ

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【家系図コラム】 遺伝の不思議

【家系図コラム】 遺伝の不思議
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遺伝は祖先からの贈り物 

 人はなぜ顔が親に似ていたり、声が家族と似ていたり、癖が似ることがあるのだろうか。確かに遺伝によるものと言えばそれまでなのかも知れない。父や母の遺伝子を受け、どちらかの何かを引き継ぐのだろうか。その父や母も祖父祖母の遺伝を引き継いでいるのであろうと考えるとさかのぼれば何人の人の遺伝子を引き継いでいるのだろうか。顔は、声は、癖はその中の誰に似ているのだろうか、ひょっとしたら、生き方、人生までもが似ているのだろうか。ふとそんなことを考えることがある。人類がここまで発展してきたことは、実はすごくまれなことであって、宇宙には地球と同じような生物は存在せずにたまたま地球上に生物が誕生し、その生物が『種の保存』を生きる糧とし、その『種の保存』をするために子孫に残さなければいけない情報を遺伝子として引き継いでいったものではないか、もしかしたら他の星では『種の保存』を大切にする生き物がいなくて絶滅しているのではないか、それくらい地球上の生物は素晴らしい能力を持っているのではないか、と思ったりもする。地球上の生物は危険を避けるために海から陸に上がり、また危険を避けるために陸から海に戻るということを繰り返している。そのためにエラを無くし肺にかえ、肺をなくしエラに戻す、また水かきを指や足に作ったり、無くしたりみたいなことをしている。こんなことは生き物の生命の一代ではできないことであり何代も記憶の書き換えをした結果だと思う。高熱の中で生きる方法、氷点下の中で生きる方法。全ては遠い祖先からの進化という贈り物なのだろう。

記憶も遺伝するのか?

 科学誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』に2013年12月、『恐怖の記憶』が子孫に遺伝することをネズミの実験で示したという。学習や経験は遺伝しないとする生物学の常識を覆しかねない実験結果が出た。この実験ではある記憶を覚えさせたネズミが、その子孫の代まで同じ記憶を持っていたという実験結果だ。私は、この結果は生き物も進化の過程では非常に重要なことだと思う。今は、生き物の進化は遺伝ではなく突然変異の繰り返しで進化してきたとされている。突然変異がなぜ起こるのかはまだハッキリと解明はされていない。この実験は生き物の進化は突然変異の繰り返しではなく、記憶の遺伝により体をその時々の環境に合わせて変化させていったということが考えられるということだ。

遺伝と家系図

 遺伝については解明されていないことがまだ無数にある。この実験結果も記憶が遺伝するということを実証できたことにはなっていない。まだまだ遺伝については分からないことばかりである。ただ言える事実は、遺伝により祖先と肌の色、顔、癖、声などが継承されているということだ。さらに学習や記憶が遺伝する可能性があることを考えても、われわれが提供する「家系図をつくりルーツを知る、そして先祖がどのような想いで生きてきたかを考える」というサービスは、自分という者が何者かを知るうえで非常に意義のあることだと思う。今回の遺伝というテーマから考えても家系図は非常に奥深く面白いものであると感じていただけるのではないだろうか。

 

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