相続関係説明図と家系図はどう違う?家系図なら相続以外にもさまざまな場面で活用できる!
相続のときに役に立つ家系図をご存じですか?普通の家系図でも参考にはなりますが、その他にも役に立つものとして相続関係説明図があります。相続関係説明図は、家系図と同じように思われることもありますが、実際は別のものです。
今回の記事では、相続のときに役に立つ相続関係説明図と家系図の違いをご紹介します。
■相続関係説明図について
相続関係説明図と家系図の違いの前に、まずは相続関係図とはどんなものなのかを解説します。
・相続関係説明図とは?
相続関係説明図とは、亡くなった人である被相続人と相続人との関係性をわかりやすく図に表したものです。主に相続の手続きに使用するのが目的で、一度作成しておくと相続の手続きをスムーズに進めることができます。家系図と混同されやすいですが、全くの別物とお考えください。
・相続関係説明図と家系図の違い
相続関係説明図と家系図の大きな違いは、どこまでの情報が記載されているかという点です。まず、相続関係説明図は相続関係のある者しか記載されていないのに対し、家系図には代々の系統すべてが図で表わされています。
また相続関係説明図は相続関係の説明に使えるのに対し、家系図は相続の証明としての使用はできません。ただし、家系図をもとに身内の関係性を知ることで相続関係を明らかにするという意味では役立ちます。
■相続関係説明図と家系図の作成方法の違い
相続関係説明図と家系図とでは説明している事柄が違うとご説明しましたが、作成方法にも違いがあります。それぞれの作成方法をご紹介しましょう。
・相続関係説明図の作成について
相続関係説明図を作成するには、まず相続権のある人を洗い出す必要があります。そのうえで、相続人全員の戸籍抄本または戸籍謄本、戸籍の附票または住民票を準備しましょう。また、被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍を入手し、それらの情報をもとに作成します。
決まった書式や記載内容がないので、情報さえ揃えば作成はそれほど難しくありません。
家系図の作成について
家系図を作成するには2つの方法があります。
● 家系図作成業者に依頼する
● 自分で作成する
家系図作成を依頼できる業者は、主に行政書士事務所や印刷会社、家系図作成を主な事業としている企業の3つから選ぶことが多いでしょう。最近では、このような業者に依頼して家系図を作成する方も増えています。ただし、自力で調べるのが難しいような深い情報まで調査してくれるため、それなりの費用がかかります。業者に依頼する際は事前に見積もりをとるようにしましょう。
自作する場合は、戸籍謄本や文献、墓碑の調査などから家系に関する情報を集めなければなりません。しかし、現在取得できる戸籍で最も古いものは明治19年式の戸籍です。そのため、江戸時代末期頃までさかのぼることはできますが、それ以前の情報を集めるのは難しいと言えます。あらかじめ家系図の範囲を決めておくとよいでしょう。
■家系図は相続以外でもさまざまな場面で活躍するツール
家系図は相続関係説明図とは違い、相続に関すること以外でもさまざまな場面で活用します。家系図と聞くと敷居が高いように感じますが、試しに作ってみるのもおすすめです。
・家系図作成は業者によってプランがある
家系図作成を業者に依頼する場合、どのような家系図が必要なのか、予算はどのくらいか、どの時代の先祖までの情報が欲しいかの3つでプラン内容は変わります。
ハッピーメモリーズの家系図プランは、全4種類です。お試しで家系図を作ってみたい方向けのプランのほか、本格的な家系図のプランや家系の深いルーツから詳しく調べたい方にもご満足いただけるプランなどがあります。
・家系図をデジタル化することで家族と共有できる
家系図には昔ながらの紙媒体のタイプと、電子データで保管するデジタルのタイプがあります。デジタルの家系図は保管場所も不要で、文字数などの制限もないため、情報が多くなっても問題なく保管できるのがメリットです。また、劣化や紛失の心配もありません。親族や身内間で共有しやすいのもデジタル家系図のよさでしょう。
家系図はさまざまな場面で活用できる
家系図は自分のルーツを探る以外に、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントにするためといったカジュアルな使い方も増えています。その他、すべてのご先祖様の供養や終活の一貫、次世代へ伝える目的などにも活用できます。
■まとめ
さまざまな場面で活用できる家系図ですが、自分で作成するには膨大な時間と手間がかかります。スムーズに家系図を作成したいなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
試しに家系図を作ってみたい方や家系図について相談したい方は、ハッピーメモリーズまでお問い合わせください。ご希望に沿ったオリジナル性の高い家系図をご提案いたします。
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